自動車保険

自動車保険はクーリングオフの対象外だけど2つのケースで例外あり

契約をサクッと痛みなしに解除できる「クーリングオフ」という制度をご存知ですよね。

クーリングオフ(英語: cooling-off period)とは、一定の契約に限り、一定期間、説明不要で無条件で申込みの撤回または契約を解除できる法制度である。ただし、申込者が商人または契約が開業準備行為であるものに対しては、適用されない。

法律の条文そのものには「クーリングオフ」という表現は無く、上記のような内容を法文で表現している。

※引用:Wikipedia「クーリングオフ」より

そのため万が一事故を起こした時に助けてもらえる、自動車保険も「納得いかなければ解除=クーリングオフしたい」という考えから、下記のように考えているでしょう。

  • そもそも自動車保険ではクーリングオフをすることが可能なのか
  • 仮にクーリングオフができない場合、解約やキャンセルなどは可能なのか
  • クーリングオフせずに補償内容や条件の変更をすることは可能なのか
  • クーリングオフして、安くて安心の自動車保険に加入することが可能なのか

そこで今回は、元自動車保険営業マンの筆者が、自動車保険のクーリングオフ制度について詳しく解説していきましょう。

あなた自身、自動車保険のクーリングオフについて勘違いしている場合もあるのですが、その場合にはムダに損をしてしまう可能性があります。

そのため必ず当ページの内容は最後までご覧になることをオススメします。

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1.自動車保険は原則クーリングオフの対象外となる

クーリングオフ制度とは、簡単に説明するとあなたのイメージ通り「売買契約などを解除できる制度」のことを指しています。

しかし特定商取引法上に定義づけられている「特定商取引」のみ、クーリングオフの対象となっています。

そして下記に特定商取引の種類について箇条書きしておきましたので一通り目を通してください。

クーリングオフの対象となっているもの
  • 訪問販売
  • 通信販売
  • 電話勧誘販売
  • 連鎖販売取引
  • 特定継続的役務提供
  • 業務提供誘因販売取引

実はこれらすべて、自動車保険の契約に関しては「該当していないのです。

つまり自動車保険は法律上、単純にクーリングオフの対象外となってしまうと覚えておきましょう。

しかし2点、例外的に自動車保険でもクーリングオフの対象となるケースがあります。

そこで次章では、クーリングオフの対象となるケースについて、詳しく解説していきましょう。

2.例外的に自動車保険でクーリングオフが適用される2つのケース

自動車保険でクーリングオフ制度を受ける場合には、下記2つの内どちらかの条件にあてはまる必要があります。

自動車保険でクーリングオフ制度が受けることができる2つのケース
  1. 1年超の自動車保険契約をしていた場合
  2. 独自にクーリングオフ制度を提供している自動車保険に加入していた場合

それぞれ、以下に分けて解説していきます。

ケース1.1年超の自動車保険契約をしていた場合

実は1年超の自動車保険を長期契約していた場合には、そもそも保険業法上でクーリングオフが認められています。

自動車保険では「長期自動車保険」があります。

長く契約する代わりに保険料が安くなる仕組みです。詳細は下記記事で詳しく解説しています。

代理店型の自動車保険であれば「長期自動車保険」がオススメである理由自動車保険には 代理店型…店舗で加入するタイプの自動車保険 通販型…ネットや電話で加入するタイプの自動車保険 ...

保険業法の該当部分を引用しておきましたので、ご覧ください。

第三百九条 保険会社等若しくは外国保険会社等に対し保険契約の申込みをした者又は保険契約者(以下この条において「申込者等」という。)は、次に掲げる場合を除き、書面によりその保険契約の申込みの撤回又は解除(以下この条において「申込みの撤回等」という。)を行うことができる。

~中略~

四 当該保険契約の保険期間が一年以下であるとき。

※引用:電子政府の総合窓口e-Govの「保険業法(第三百九条)」より

 

「次に掲げる場合は除く=1年以下の契約は対象外」ということになるため、自動的に一般的な1年契約の自動車保険では対象外となってしまうのです。

そのためあなたが今、1年を超えて複数年契約の自動車保険に加入している場合には、クーリングオフの対象となります。

ただし注意点としては、契約後に自動車保険証券を受け取ってから8日以内に書面で保険会社に「契約撤回の通知」をしなければ、クーリングオフが成立しません。

書面の見本は下記に載せておきますので、コチラを参考にしてください。

契約の解除通知契約の解除通知

ケース2.独自にクーリングオフ制度を提供している自動車保険に加入していた場合

自動車保険の契約の中でも、インターネットなどから申し込みをする自動車保険では、あなたのように「本当に正しく契約ができているのか心配」という人が多くいます。

そのため実は、ネット系の自動車保険の多くが独自にクーリングオフ制度を提供しているケースがあるのです。

そこで早速、筆者が調査して分かったクーリングオフ制度を提供している自動車保険を、下記に一覧表にしてまとめておきましたので、ご覧ください。

保険会社 クーリングオフまでの期間 申し出の方法
イーデザイン損保 申込日から8日以内 ・契約者ホームページから「Eメールによるお問い合わせ」
・郵送(消印が申込日から8日以内)
ソニー損保 証券到着から8日以内 ・重要事項説明書に記載の通り、書面にて郵送
チューリッヒ保険 証券到着から8日以内 ・書面にて郵送(電話やFAXはNG)
三井ダイレクト損保 証券or保険引き受けのご案内
到着から8日以内
・書面にて郵送(電話やFAXはNG)
セゾン自動車火災 ご契約者情報カード到着から8日以内 ・書面にて郵送(電話やFAXはNG)
そんぽ24 証券or保険証券省略に関するご案内のハガキ
到着から7日以内
・書面にて郵送(電話やFAXはNG)

2019年3月現在では、上記の6社のみが独自にクーリングオフを提供している結果となりました。

また基本的な条件としては「証券到着から8日以内に書面にて郵送する」という点が、おおむねの共通点となっています。

ただし、そんぽ24では「7日以内」、イーデザイン損保では「ホームページ上から手続き可能」という違いがありますから、ケースバイケースできちんと確認しなければならないと覚えておきましょう。


以上、自動車保険でもクーリングオフができるケースに関する紹介でしたが、正直なところ「解約やキャンセルはどの自動車保険でも可能」というのが本当のところです。

そのため仮にクーリングオフができないからといって、ずっとそのままの契約を続ける必要があるわけではないのです。

そこで次章では、自動車保険で通常実施することができる、解約やキャンセルについて紹介していきましょう。

3.自動車保険は解約やキャンセルは可能

自動車保険は基本的に1年単位で契約していきます。

その点についてはあなたもご存知ですよね。

しかし実際のところ1年の途中であったとしても、解約をすることはどの自動車保険でも可能なのです。

その方法自体も簡単で、加入している保険代理店や保険会社に連絡をするだけで大丈夫であり、特別難しい・面倒くさい手続きはありません。

ただし解約やキャンセルをする簡単さとは裏腹に、損してしまうポイントがあります。

それは「返金されるお金が少なくなる」ということ。

というのも保険会社としては、一度自動車保険を契約してもらった時に

  • 人件費
  • システムの手数料
  • 利益

というようなお金を加味して契約してもらっています。

しかし途中で解約されてしまうと、保険会社側からすれば「手間だけがかかった」ということになってしまうのです。

そのため解約される場合には少しだけ返金額を少なくしているのだと覚えておきましょう。

とはいえここで気になるのは、実際にどの程度返金額が少なくなるのかということですよね。

下記に具体例を紹介していきます。

自動車保険を途中解約した場合の返金額

自動車保険では途中解約することで少し少ない金額の返金がされると述べましたが、この仕組みは「短期率」という数値が大きく関わっています。

この短期率とは、単純に「早期解約の返金率のようなもの」だと覚えておきましょう。

そして具体例として、下記にチューリッヒの自動車保険の短期率を載せておきましたのでご覧ください。

チューリッヒの短期率チューリッヒの短期率

※出典元:チューリッヒ保険の「契約後のご案内」より

パーセント表示がされているため分かりづらいですが、簡単なイメージとしては「表示されたパーセント分、差し引いた金額が返金される」ということになります。

つまり契約から6ヶ月の段階では、本来50%が返金されてもおかしくないのですが、実際には100%-70%となり、30%分しか返金されないのです。

そのため実際に支払った20%分が損してしまうわけです。

そして実際に、下記に返金額を試算してみましたのでご覧ください。

経過日月数 年間保険料(円) 12か月での
均等割り金額(円)
短期率 返戻金(円) 均等割り(円)-返戻金(円)
7日 60,000 58,849 10% 54,000 4,849
15日 57,534 15% 51,000 6,534
1ヶ月 55,000 25% 45,000 10,000
2ヶ月 50,000 35% 39,000 11,000
3ヶ月 45,000 45% 33,000 12,000
4ヶ月 40,000 55% 27,000 13,000
5ヶ月 35,000 65% 21,000 14,000
6ヶ月 30,000 70% 18,000 12,000
7ヶ月 25,000 75% 15,000 10,000
8ヶ月 20,000 80% 12,000 8,000
9ヶ月 15,000 85% 9,000 6,000
10ヶ月 10,000 90% 6,000 4,000
11ヶ月 5,000 95% 3,000 2,000
12ヶ月 0 100% 0 0

ご覧になると分かる通り、途中解約するのであれば契約初期または契約満了間近で解約を実施することがオススメということになります。


以上のことからクーリングオフができずとも、若干の損をするだけでしっかり解約することができるということは理解できましたよね。

そのため今の契約が嫌なのであれば、すぐにやめることは可能です。

とはいえクーリングオフや解約をせずとも、契約期間中に補償内容が変更できるということはご存知でしょうか。

しかも補償に合わせた保険料の実費は必要になりますが、特別に損することはありません。

もし今の内容だけが気に入らない場合には、クーリングオフや解約をせずに「補償内容だけを変更する」ということがオススメ

ちなみに、補償内容を変更する場合は、解約と同様に保険会社や保険代理店に連絡をすると、すぐに変更できるので安心してください。


以上、自動車保険のクーリングオフや解約に関して解説してきましたが、正直なところあなたの本心としては「損したくない」と思いますよね。

そこで筆者としては、まず補償内容の変更を優先的に考えた上で

  • クーリングオフが可能…クーリングオフの手続きをする
  • クーリングオフが不可…少しだけ損するが解約手続きをする

という選択をすると、間違いがないでしょう。

とはいえ解約によって少しでも損するのは、やはり嫌ですから「返金で損する分を取り戻す」という目的のもと、安くて安心できる自動車保険への切り替えをオススメします。

そこで次章では、確実に安くて安心できる自動車保険を探し出すことができる「自動車保険一括見積もり」というサービスを紹介していきましょう。

4.もっとお得な自動車保険に加入するなら「自動車保険一括見積もり」を使え

自動車保険一括見積もりとはどのようなサービスなのか

自動車保険一括見積もりとはインターネット上のサービスのことで、サービスと提携している最大20社もの保険会社に一括して、ほとんど同じ条件の保険見積もりを依頼することができます。

そのためあなたは一度の申込みをするだけで、複数の保険会社の中から「最も年間保険料の安い自動車保険」を探し出すことができるのです。

また申込方法に関しても非常に簡単で、

  • あなたが乗っている車に関する情報(車種や年式、年間走行距離など)
  • あなたが必要としている補償内容に関する情報(車両保険の有無や損害賠償限度額など)
  • あなた自身に関する情報(見積もり提示のためのメールアドレスや氏名など)

を入力するだけであるため、早い人で2分、遅い人でも5分前後あれば十分に申込みを完了させることができます。

つまり自動車保険一括見積もりは「最短時間で最もお得な自動車保険を探し出すことができるサービス」ということができ、お得になりたいあなたにとっては最適なサービスなのです。

とはいえまだ不安がありますよね。

その理由は「個人情報の入力には不安がある」「一括〇〇というサービスは申し込み後にしつこく電話がかかってきそうで嫌だ」というものでしょう。

そこで次に、自動車保険のプロである筆者が、自動車保険一括見積もりは安心して利用することのできるサービスなのか説明していきますので、そのままご覧ください。

安心して利用することはできる

先に結論を述べておきますが、自動車保険一括見積もりは「安心して利用することができるサービス」ということができます。

なぜなら当サイトでご紹介している自動車保険一括見積もりは、すべてが大手企業によって運営されているため「個人情報保護方針(プライバシーポリシー)」がしっかりと明記されており、結果的にあなたの個人情報が不正に使用されることは無いからだ。

また自動車保険一括見積もりと提携している保険会社に関しても、あなたが一度は耳にしたことのあるような大手保険会社ばかりですから、やはり個人情報の取扱には最新の注意を払っており、あなたの個人情報が不正に使用される可能性や流出してしまう危険性は皆無に等しいのです。

そのため自動車保険一括見積もりの申込みをするにあたり、個人情報の入力は心配ないと思ってください。


また申し込み後の電話勧誘に関しては、実は一切ありません。

というのも自動車保険一括見積もりを経由して保険会社に保険見積もりを依頼すると、ハガキ(DM)またはメールにて保険見積もりや、オトクなプレゼントキャンペーンの案内が提示されるだけであり、あなたに迷惑がかかることはないのです。

仮にキャンペーンの案内が邪魔だと感じた場合でも、簡単に配信の停止依頼をすることができますから、やはり安心できると思ってください。

以上のことから自動車保険一括見積もりは、最短時間で最もお得な自動車保険を探し出すことができるだけでなく、「安心して利用することのできるサービスである」ということができるのです。

そのためぜひ一度、簡単な申込みをして利用してくださいね。

意外なほどお得な保険料が提示され、満足できること間違いなしですよ!

【2018年最新】自動車保険一括見積もりサイトのオススメ

ここまでお読みいただいて、「自動車保険一括見積サービスって結構いいかも」と思っていただけた方が次に気になるのは、じゃあ具体的にどこで一括見積もり取ればいいの?」ではないでしょうか?

正直、自動車保険一括見積サービスは「ただの窓口」に過ぎませんので、どのサービスで見積もりを取ってもあまり損得はありません。

自動車保険一括見積サービスには大小さまざまなサイトが存在していますので、あまりに新しかったり、運営会社がハッキリしないところは避け、

  • 運営会社が大きい
  • 長期に渡ってサービスが継続している
  • 多くの保険会社が加盟している

のポイントを満たすサイトを選ぶべきだと考えています。

そういう視点で筆者が選んだ自動車保険一括見積サイトをオススメ順でにしてみました。

実際に自動車保険一括見積もりを申し込みました!
下記のように各保険会社よりハガキで見積りが届きます。

自動車保険一括見積りのハガキ自動車保険一括見積りのハガキ

第1位:1998年から運営と一番の歴史をほこる「保険スクエアbang!」

保険スクエアbang!保険スクエアbang!
  • 最大19社から見積もりが取れる
  • 元東証マザーズに上場の株式会社ウェブクルーが運営(2017年現在は上場を廃止)
  • 1998年から自動車保険一括見積サービスを開始した、運営歴19年の老舗

※保険会社からの営業電話は一切ありません。

第2位:参加保険会社数がNo.1「保険の窓口インズウェブ」

保険の窓口 インズウェブ保険の窓口 インズウェブ
  • 最大20社から見積もりが取れる
  • 利用者累計900万人
  • 2000年に自動車保険一括見積サービスを開始した、17年の実績
  • gooランキング調べでは利用者数、使いやすいさ、わかりやすさ、安心度No.1(2016年4月調査)
  • SBIホールディングス(東証一部)が運営

※保険会社からの営業電話は一切ありません。

第3位:家電などが当たるキャンペーンを実施「価格.com 自動車保険」

価格.com 自動車保険 比較・見積もり価格.com 自動車保険 比較・見積もり
  • 最大18社から見積もりが取れる
  • 国内No.1の比較サイト価格.comが運営(※Nielsen Online 2016年4月調査)
  • 東証一部上場
  • 抽選で3ヶ月に一度20名に家電が当たるキャンペーンを実施

※保険会社からの営業電話は一切ありません。

一目で分かる!自動車保険一括見積もりの比較表

また、各サイトに加盟する保険会社とサイトの基本情報を整理してみました。

確認項目 インズウェブ 保険スクエアBang! 価格.com
上場 上場(SBIホールディングス) 非上場(ウェブクルー) 上場
サービス開始 2000年 1998年 不明
利用料 無料 無料 無料
一括見積入力時間 5分 5分 5分
保険会社 オリコン満足度ランキング 最大20社 最大19社 最大18社
イーデザイン損保 1位
セゾン自動車火災 2位
ソニー損保 3位
チューリッヒ 4位
アクサダイレクト 5位
AIU保険 6位
三井ダイレクト損保 7位
富士火災海上 8位
SBI損保 9位
日新火災海上 10位
東京海上日動火災 11位
損保ジャパン日本興亜 12位
朝日火災海上 13位
三井住友海上火災 14位
そんぽ24 15位
共栄火災海上 16位
あいおいニッセイ同和 17位
チャブ保険
セコム損保
ゼネラリ
全労済

※2019年3月時点の情報です。
※入力時間は筆者が実際に試した実績ですので、目安として参考ください。

この表を見ても、上位3サイト(保険の窓口インズウェブ、保険スクエアbang!、価格.com)は、ほとんどの評価上位の保険会社が加盟していることがおわかりいただけるかと思います。

正直なところ、1~2社ぐらいしか差がなく、上位保険会社はこの3サイトであれば参加しているので、どこを申し込んでも同じです。

そうなると逆に迷ってしまうかもしれませんが、一番歴史があり安心実績の「保険スクエアbang!」を筆者はオススメします。

※保険会社からの営業電話は一切ありません。

5.まとめ

以上、自動車保険のクーリングオフに関する解説を終了しますが、最後に当ページの内容をまとめておきましょう。

  • 自動車保険ではクーリングオフが法律上「基本的にできない」というのが本当のところ
  • ただし保険会社によっては、独自にクーリングオフを受け付けている場合もあるため、どうしても気になる場合は6社で加入するのが良い
  • クーリングオフをせずとも、自動車保険では「少しの損」をするだけで、途中解約をすることができる
  • また仮に解約返戻金で損するとしても、安い自動車保険に切り替えれば損がほとんどなくなると思っていい。

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